自動車整備事業の取扱い及び指導要領についての一部改正 | 愛知県自動車販売店協会(略称:愛自販)

自動車整備について

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自動車整備事業の取扱い及び指導要領についての一部改正

自動車整備事業の取扱い及び指導要領についての一部改正
国土交通省は、自動車整備事業に関する取り扱いおよび指導要領の一部を改正しました。
主な改正点
1.認証工場の機器要件の見直し
2.指定工場(大型)の最低工員数の緩和
3.自動運転車の検査員要件の強化
4.自動車整備士資格の実務経験年数の短縮
5.「電子」点検整備記録簿の解禁
6.オンライン研修・講習の解禁
7.スキャンツール等による点検可能範囲の拡大
一見すると専門的な内容に見えますが、私たち一般ドライバーにとっても、より便利で安心できる自動車整備サービスを受けられるようになる嬉しい変更が盛り込まれています。
今回の主な変更点と、それが私たちにとってどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
目 次

整備工場がより効率的に!最新技術にも対応

【私たちへのメリット】無駄が減って、より質の高い整備に

これまで整備工場に義務付けられていた、今ではあまり使われなくなった古い機器の設置が不要になります 。その代わりに、最新の車に必要な「整備用スキャンツール」というコンピューター診断機が必須となります 。これにより、工場は無駄な設備投資を減らし、皆様のお車の電子制御部分も正確に診断・整備できるようになります。より安心して最新の車に乗ることができますね。

整備士さんがもっと働きやすく!人手不足解消へ

【私たちへのメリット】整備の待ち時間が短縮されるかも

これまで、特定の規模の整備工場(指定工場・大型)では、最低5人の整備士が必要でしたが、最新の省力化設備を導入しているなどの条件を満たせば、4人でも良くなります 。これにより、整備士不足に悩む工場が、より効率的に運営できるようになり、皆様の車検や点検の待ち時間が短縮されるなど、スムーズなサービス提供に繋がる可能性があります。

未来の車「自動運転車」の整備・検査も安心!

【私たちへのメリット】最先端の車もプロがしっかり検査

自動運転機能を持つ車は、コンピューターによる制御が非常に複雑です。そのため、これらの車の検査は、特に高度な知識と技術を持つ「1級自動車整備士」が行うことが義務付けられます 。これにより、未来の車も専門のプロフェッショナルがしっかりと検査し、皆様の安全がより一層守られます。

若者が整備士を目指しやすく!未来の整備士が増えるかも

【私たちへのメリット】整備士の安定供給で安心

自動車整備士になるために必要な実務経験の期間が短縮されます 。例えば、これまで3年かかっていた2級自動車整備士の資格が2年に 、3級自動車整備士は1年が6ヶ月になります 。これにより、若い方が自動車整備士を目指しやすくなり、将来にわたって優秀な整備士が確保されやすくなることが期待されます。

整備記録簿がスマホで確認可能に!ペーパーレスでスマートに

【私たちへのメリット】いつでもどこでも整備履歴をチェック

これまでは紙で保管・提示が義務付けられていた「点検整備記録簿」が、スマートフォンなどで電子的に保存・提示できるようになります 。これにより、皆様はいつでもどこでもご自身の車の整備履歴を確認できるようになり、非常に便利になります。

整備士の研修・講習もオンラインで!学習機会が拡大

【私たちへのメリット】知識豊富な整備士がサービス提供

整備主任者や自動車検査員向けの研修、整備士養成学校の講習などが、オンラインでも受けられるようになります 。これにより、整備士の皆様がより効率的に最新の知識を学び、質の高い整備サービスを提供できるようになります。

点検がよりスピーディーに!スキャンツールで効率化

【私たちへのメリット】点検時間が短縮され、お客様の待ち時間が削減

これまで目視で行っていた一部の点検項目について、コンピューター診断機(スキャンツール)で確認することが可能になります 。これにより、点検作業が効率化され、皆様の車検や点検の時間が短縮されることが期待されます 。

まとめ

今回の改正は、令和7年7月8日から順次施行されます.。
最新の技術に対応し、より質の高いサービスを皆様にご提供できるよう、整備業界は常に進化を続けています。
自動車整備業界においても、人手不足への対応、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、そして高度な自動車技術に対応できる人材育成を促進するための重要な一歩となったと思います。