整備不良と不正改造 | 愛知県自動車販売店協会(略称:愛自販)

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整備不良と不正改造

整備不良と不正改造
整備不良は車両の装置が保安基準に適合しないために交通の危険や迷惑を引き起こす可能性がある状態です。 不正改造は車両に改造や装置の取付などによって、保安基準に適合しなくなることを意図的に行う行為です。 どちらも、安全性能や環境性能などが保安基準に不適合なので、公道を走行すると取締りの対象になるので注意が必要です。
目 次

整備不良の具体例

ドライバーには運行前に日常点検することが、道路運送車両法で義務付けられていますので、「そんなこと知らなかった」「気づかなかった」では済まされないのが整備不良です。

灯火類の不具合

ヘッドライト、ナンバー灯、バックランプ、ウィンカー、テールランプなどの球切れ等で適切に点灯しない場合や、レンズの破損やヒビが入っている場合です。

ブレーキの不具合

停止までの距離が非常に長いなどの理由で、ブレーキの効きが悪いと判断された場合です。
ブレーキパッドが基準以上にすり減っていたことが原因で事故に至った場合や、タイヤの溝が基準を超えてすり減ったことでバーストして事故を起こした場合などに適用されることが多いようです。

タイヤの摩耗・空気圧不足

タイヤの溝が浅くなり、スリップサインが出てしまっている場合です。
また、タイヤの空気圧不足の場合も、破裂や剥離の危険があるので該当します。

整備不良の危険性

ウインカーやテールランプが消えていると、後続車に追突される恐れがありますし、ブレーキや不具合があると、思うように止まれなかったり、タイヤが摩耗していると、スリップして、前を走る車や横断歩道を渡る人に危害を加えるだけでなく、ドライバー自身も危険です。
整備不良を起こしていることに気づいたら、できるだけ早く整備しましょう。
放置していると、それが原因で、重大な事故に繋がってしまう可能性があります。

また、万が一整備不良が原因で事故を起こしてしまった場合、日常点検を行っていなかったことを重大な過失と保険会社にみなされると、自身を補償する保険金は支払われない可能性があります。

整備不良にならないためには

整備不良にならないようにするためには、日ごろから点検を行う必要があり、いかに早く整備不良に気づくかが重要です。
灯火類やタイヤなどは数分ですべて確認できますので、走り始める前に確認しておくことが大切です。ブレーキパッドまで見ることは難しいので、少し停止しにくいと感じたらできるだけ早くディーラーに持って行きましょう。
日常点検や定期点検整備を行っていれば、整備不良に起因する事故を防ぐことができます。

不正改造の具体例

灯火類の灯火の色等

それぞれの灯火器には意味があり、灯光色が指定の色以外のものであれば、他の運転者や歩行者などに誤解を与え危険であるため、灯光色の変更は禁止されています。

運転席および助手席の窓ガラスへの着色フィルムの貼り付け

運転者の視野の妨げになり、歩行者を含む他の交通状況を確認できないと危険であるため、自動車の前面ガラス及び運転席と助手席の側面ガラスには、可視光線の透過率70%未満の着色フィルム等の貼り付けは禁止されています。

ディーゼル自動車の排出する黒煙

ディーゼル車から多量の黒煙が排出されると、健康被害や後方の車両の視界不良になり危険であるため、黒煙排出量に影響のある噴射ポンプの改変や規格外の軽油の使用は禁止されています。

タイヤおよびホイールの車体(フェンダー)外へのはみ出し

回転部分が車体より突出していることにより、歩行者の被服等を巻き込むおそれがあり危険であるため、車体より回転部分が突出することは禁止されています。

突入防止装置の切断・取り外し 荷台さし枠の取り付け

突入防止装置(リヤバンパー)を切断又は取り外ししてしまうと、他の自動車が追突した場合に、追突した車両の車体前部が潜り込むのを防げなくなり危険であるため、このような改造は禁止されています

消音器(マフラー)の切断・取り外し

基準不適合マフラーの装着や消音器の取り外しにより騒音が増大し、周囲に多大な迷惑を与えることとなるため、このような改造は禁止されています。

前面ガラス等への装飾板の取り付け

運転者の視野の妨げになり、歩行者を含む他の交通状況を確認できなくなり危険であるため、自動車の前面ガラス等への装飾板を備え付けは禁止されています。

基準外のウイングの取り付け

車体(ボディ)からはみ出したウィングは歩行者に接触するおそれがあり危険であるため、基準外のウィングの取付けは禁止されています。
(最低地上高90mm以上が確保できてない、フロントまたはリアが車体の最先端より飛び出している場合、またリアウィングの両端が車体の外側から165mmより外側に取り付けられている、バンパー最下部より低い位置に半径5mm未満の鋭利な角が存在する場合)

速度抑制装置(スピードリミッター)の解除・取り外し

大型トラックは重量が重く、高い速度で衝突すると大きな被害を与えることになるため、速度抑制装置(スピードリミッター)の解除や取り外しは禁止されています。

不正改造の危険性

不正改造によって、ブレーキやハンドルなどの重要な部分が損傷したり、安全性が低下したりすることがあり、自分や他人の命を危険にさらすことになります。
また、排出ガスや騒音が規格外になることがあり、大気や生活環境を悪化させるので危険です。

不正改造の罰則

不正改造は道路交通法違反となり、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。また、運輸局からの整備命令や使用制限を受けた場合、それに従わないと使用停止命令や50万円以下の罰金の対象となります。

不正改造車を排除する運動

不正改造車を排除する運動は、国土交通省と不正改造防止推進協議会が中心となって、道路交通の安全確保や公害防止を目的として、毎年強化月間を設定して全国的な活動がされています。

街頭活動

不正改造車に対して、違反ヶ所や改善方法を指導するとともに、整備命令や使用制限をする事があります。

情報提供窓口

不正改造車や迷惑黒鉛者の情報を受け付ける窓口を各運輸支局に設置し、情報提供者には感謝状を送付するとともに、不正改造車ユーザーには改善報告を求めるハガキを送付すしています。

啓発活動

不正改造車の危険性や法的な制裁について、パンフレットやポスターなどで広く周知しています。


まとめ

整備不良の車は運転すると違反になるだけでなく、事故を起こしやすくなり、保険金も支払われない場合があります。そうならないように乗車前の点検や毎月の日常点検、毎年の定期点検整備を行って、整備不良を防ぐことが重要です。
車両のドレスアップやカスタマイズされる場合は、保安基準に適合するように設計された合法パーツを選んで取付けすれば、まず不正改造になる心配はありませんが、そうでない場合で、一定基準を超えた改造の場合は、構造変更登録をして形式指定の変更(車検証の形式欄に「改」)手続きをしていないと不正改造になりますので、十分ご注意下さい。