自動車整備について
MAINTENANCE
9月・10月自動車点検整備推進運動強化月間。マイカーを点検しよう!

ボンネットを開けて
①ブレーキ液の量
ブレーキ液の液面が下限ラインを下回ると、ブレーキの効きが甘くなり、危険を回避することができず事故につながる恐れがあります。
そのため、ブレーキ液のリザーブタンクを見て、液量が上限ラインと下限ラインとの間にあるかどうかを点検します。
②冷却水の量
冷却水はエンジンの熱を冷ます働きをします。冷却水が不足すると、オーバーヒートを起こし、走れなくなります。
そのため、冷却水のリザーバタンクを見て、液量が上限ラインと下限ラインとの間にあるかどうかを点検します。この冷却水が下限ラインに近いか、それより少ない場合は、上限ラインまで冷却水を補充しましょう。
③エンジンオイルの量
エンジンオイルはエンジンをスムーズに回転させるための潤滑油です。エンジンオイルの量が不足したり、汚れがあるとエンジンの負担が高まり、エンジンを傷つけてしまい走ることができなくなります。
そのため、エンジンに付いているオイルレベルゲージを抜き取り、付着しているオイルを拭き取ってから、ゲージをいっぱいに差し込み、再度抜き取ってオイルの量を見ます。ゲージの先端に付いている規定の範囲(上限と下限の間)であるか点検します。
④バッテリ液の量
バッテリはエンジンをかけたり、電装品を動かす重要な役割を担っています。バッテリ液が不足するとエンジンがかかりづらくなったり、最悪バッテリが破裂することがあります。
そのため、車両を揺らすなどしてバッテリ液の量が規定の範囲(上限と下限の間)であるか点検します。
⑤ウインドウォッシャー液の量
ウインドウォッシャー液が不足すると、フロントガラスの汚れを落とせず視界が悪いまま走ることになり、危険です。
そのため、ウインドウォッシャー液の量が適当かどうかを点検します。

クルマ周りを回って
⑥ランプ類の点灯・点滅
ランプ類は他車や歩行者に自車の動きを伝えたり、夜間走行時に使用します。ランプ類が正常に機能しないと、他車に対する意思表示ができずにトラブルに巻き込まれたり、夜間も走行できないなど危険です。
そのため、ヘッドライト、スモールランプ、ブレーキランプ、テールランプ、ウインカーなどのランプ類が正常に点灯・点滅するかを確認するとともに、レンズに汚れや損傷がないかを点検します。
⑦タイヤの亀裂・損傷の有無
タイヤの亀裂や損傷に気付かず走行すると、パンクや破裂の危険があります。特に高速走行時のパンクや破裂は事故につながります。
そのため、タイヤの亀裂・損傷の有無を目や手で確認するとともに、タイヤに異物が付着していないかを点検します。
⑧タイヤ空気圧
タイヤの空気圧が低下すると接地面積が多くなり、走行時の安定性や燃費が悪くなります。最悪の場合、タイヤが破裂することもあります。
そのため、タイヤの接地面のたわみ具合を目で見て判断します。たわみ具合で判断できない場合は、エアーゲージを用いて、タイヤの空気圧が規定の範囲内にあるかを点検します。
⑨タイヤの溝の深さ
タイヤの溝は、道路とタイヤ間の水を流し、ブレーキの効きを助けます。磨り減ったタイヤで走行するとブレーキが効きづらく、雨天時にはスリップするなど思わぬ事故につながります。
そのため、タイヤの溝の深さが十分あるかどうかをスリップサインを目印に点検します。
運転席に座って
⑩エンジンのかかり具合・異音
エンジンは車を動かす重要な装置です。走行中にエンジンがストップすると、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドルが重くなったり、普段どおりの操作ができなくなります。
そのため、エンジンが速やかに始動し、スムーズに回転するかを点検します。また、エンジン始動時やアイドリング状態で、異音がないかを確認します。
⑪ウインドウォッシャー液の噴射状況
ウインドウォッシャー液を噴射できないと、フロントガラスの汚れを落とせず視界が悪いまま走ることになり、危険です。
そのため、ウインドウォッシャー液を噴射させて、向きや高さが適当かどうかを点検します。
⑫ワイパーのふき取り能力
ワイパーが動かないと、フロントガラスの汚れを落とせず、視界の悪いまま走ることとなり、危険です。
そのため、ワイパーを作動させ、低速及び高速の各動作が不良でないかを点検します。また、ウインドウォッシャー液が綺麗に拭き取れるかを点検します。ワイパーのから拭きは、ガラスを傷つけますので、ウインドウォッシャー液を噴射してから、ワイパーを作動させます。
⑬ブレーキの踏み残りしろと効き具合
ブレーキの効きが悪くなると、停止距離がのびて、追突事故等の原因になります。
そのため、エンジンをかけて異音がないかどうかを確認のうえ、ブレーキペダルを強く踏み込んだ時、床板との間(踏み残りしろ)が適当かどうかを確認します。踏みごたえがいつもと違わないか確認しましょう。
⑭駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)
駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)が多くなると、ブレーキの効きが悪くなり、坂道などに駐車するとクルマが動き出す危険があります。
そのため、駐車ブレーキは、ブレーキレバーをいっぱいに引いた(踏んだ)時に、引きしろ(踏みしろ)が多すぎたり、少なすぎたりしないかを点検します。
⑮エンジンの低速・加速状況
エンジンは車を動かす重要な装置です。エンジンの調子を確認しないと走行中にエンジンが空ぶかし状態になったり、エンジンがストップすることがあり、追突される危険もあります。
そのため、エンジンを暖機させた状態で、アイドリング時の回転がスムーズに続くかを点検します。次に、エンジンを徐々に加速した時、アクセルペダルに引っ掛かりがないか、また、エンスト、ノッキングなどを起こすことなくスムーズに回転が上がるかを、走行するなどして点検します。

まとめ
車の使用状況によっても異なりますが、少なくとも1ヵ月に1回を目安に日常点検を実施するのが良いでしょう。高速道路での走行前や、長距離運転をする前には、できる限り毎回点検を実施するのがよいでしょう。
日常点検に結果、何かしらの異常を感じたら、協会加盟店のディーラーに相談し診てもらいましましょう。
また、定期点検整も安全確保・環境保全の観点から、自家用乗用車自動車では1年ごとに実施することが義務付けられていますので、点検の時期が来たら、協会加盟店のディーラーに持って行かれることをお勧めします。
参考
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t3/t3-1/
日常点検チェックシート
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/images/t_checklist.pdf