安全について
SAFETY
防ごう!大型車の車輪脱落事故
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緊急対策の重点ポイント
1.計画的なタイヤ脱着作業と「お・と・さ・な・い」の徹底
例年、車輪脱落事故は冬用タイヤへの交換後、1~2ヶ月後に多発しています。積雪予報による急な作業集中を避けるため、作業時間に余裕を持った計画的なタイヤ脱着作業を早期に実施し、作業の平準化を推進してください。
また、事故防止のための「お・と・さ・な・い」の5つのポイントを、整備管理者、運転者、タイヤ脱着作業者を含む社内全体で改めて徹底してください。
お:おとさぬための点検整備
と:トルクレンチで適正締付
さ:さびたナットは清掃・交換
な:ナット・ワッシャ隙間に給脂
い:いちにち一度は緩みの点検
2.錆・異状のある部品の確実な交換と点検強化
事故原因の多くは、タイヤ脱着作業時の不備や、部品の劣化・錆に起因しています。
・錆・異状の確認と交換: 著しくさびたホイール・ボルト、ホイール・ナット、ディスク・ホイール、ハブは、規定の締付力が得られず、緩みの原因となります。
これらが確認された場合や、ホイール・ボルト・ナットがスムーズに回らないなどの異状がある場合は、清掃や潤滑剤の塗布を行っても使用せず、必ず新品と交換してください。
特に新品から4年以上経過したホイール・ボルト・ナットは入念に確認が必要です。
・点検の重点化: 車輪脱落事故が多発している左側後輪と、積雪地域や舗装されていない道路を走行する車両については、重点的に点検・整備を実施してください。
3.整備・点検時の確実な記録と確認
貨物自動車運送事業者については、自社でタイヤ脱着作業を行う際、作業者に「タイヤ脱着作業管理表」に沿って作業を実施させ、その結果を記録し、適切な作業が行われたことを整備管理者が確認することが求められます。
また、増し締め実施後には、点検ハンマによる確認や、ホイール・ナットへのマーキング(合いマーク)、またはインジケーター類の装着などにより、ホイール・ナットの緩みの点検を確実に行ってください。
キャンペーン期間と啓発活動
大型車の車輪脱落事故防止対策は、常日頃から継続的に取り組むべきものですが、特に事故が多発する時期を鑑み、令和7年10月から令和8年2月末までを「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」実施期間として、全国的に対策を徹底します。
国土交通省や連絡会で作成された広報・啓発資料を活用し、貨物自動車運送事業者への周知・啓発活動を強化していきます。



まとめ
大型車の車輪脱落事故は、ひとたび発生すれば重大な人身事故や社会的な信用失墜につながる可能性があります。
今回の緊急対策では、特に作業の平準化、錆・異状のある部品の確実な交換、そして作業・点検後の記録と確認が強化されています。
自販連も、引き続き事故防止に向けた情報提供と啓発に努めてまいりますので、本緊急対策の趣旨をご理解いただき、事故ゼロを目指した徹底した取り組みをよろしくお願いいたします。