安全について
SAFETY
飲酒運転撲滅に向けて
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飲酒運転はなぜ危険か
アルコールには麻痺作用があり、脳の働きを麻痺させます。
一般に「酔う」とは、血中のアルコール濃度が高くなることにより、大脳皮質(理性や判断をつかさどる部分)の活動をコントロールしている大脳下部の「網様体」が麻痺した状態を言います。
このように、飲酒時には、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力などが低下している状態になり、
具体的には、動体視力が落ち視野が狭くなり、信号を見落とす、判断力が低下し、速度超過や乱暴な運転になる、運動機能低下によりハンドルやブレーキの操作が遅れる、平衡感覚が乱れ、蛇行運転になるなど、飲酒運転は重大な交通事故に結びつく危険性を高めます。
また、酒に弱いと言われる人だけではなく、酒に強いと言われる人でも、低濃度の アルコールで運転操作等に影響を及ぼすことが各種調査研究により明らかになっています。
飲酒運転はなぜ無くならない
第一に運転者の過信です。
「これくらい(飲酒量が少ない)ならいいだろう」「今は酔っていない」「飲酒から時間がたったから」「酔いがさめたから」「アルコールが体から抜けているから」「自分だけは大丈夫」と判断する運転者がおり、
飲酒運転を続ける理由は、「過去に危ない場面に遭ったことがない」「今までも事故を起こさなかった」と、成功体験を積み重ねていくからです。
アルコール血中濃度のピーク
アルコールの血中濃度のピークは飲酒後15分~2時間後に現れることが一般的(量が多いほどピークは遅れる傾向)と言われていて、
飲んで直ぐは酔っていないと思っても、30分~1時間後に酔いが回ってくるのです。
アルコールが抜ける時間
国土交通省が公表している「飲酒に関する基礎教育資料」では、アルコール度数5%のビール350mlを飲んだ場合には3.5時間、アルコール度数5%のビール500mlやアルコール度数7%のチューハイ350ml、アルコール度数15%の日本酒0.8合などの場合であれば5時間程度の時間を要すると説明しています。
もちろん飲酒する人の体重や性別、体質などによってアルコールの影響は異なりますが、仮にアルコール度数5%のビール350ml缶を2本飲めば、アルコールの分解に7時間も必要とする可能性があるということです。
体内からアルコールが消えるのに必要な時間を理解せず、アルコールが消えたと自己判断し、運転できると思い込んでしまうことが要因のひとつといえるでしょう。
飲酒してから時間が経過していてもお酒が体に残る可能性があることを知ったうえで、二日酔い運転とならないよう注意し、飲酒後の時間によってはクルマの運転を止めることもしなければなりません。
飲酒運転の根絶に向けた取組
警察では、飲酒運転の取締りを強力に行うとともに、飲酒運転の危険性及び交通事故実態について積極的に広報するほか、飲酒が運転等に与える影響について理解を深めるため、映像機器や飲酒体験ゴーグルを活用した参加・体験型の交通安全教育を推進しています。
また、交通ボランティアや交通関係団体、酒類の製造・販売業、酒類提供飲食業等の関係業界と連携して、(一財)全日本交通安全協会等が推進している「ハンドルキーパー運動」への参加を国民に呼び掛けるなど、関係機関・団体等と連携することにより、地域・職域等における飲酒運転根絶への取組を推進し、「飲酒運転を絶対にしない、させない」という「飲酒運転を許さない環境づくり」に取り組んでいます。
飲酒運転根絶BOX
愛知県警察では、悪質な飲酒運転の根絶を目指し、飲酒運転に関する情報や、飲酒運転を根絶するためのアイデアを県民の皆様から提供してもらうための「飲酒運転根絶BOX」を設けています。
近所で飲酒運転をしている人を見かけた、車で来ている客に酒類の提供をしている店があるなど、飲酒運転に関する情報を提供するものです。
ホームページには専用の入力フォーム
https://www.pref.aichi.jp/police/soudan/mail/insyu/konzetsubox.htmlがあり、情報又はアイデアを選択し、名前、住所、連絡先(電話番号)、飲酒運転情報提供内容として、
①飲酒運転をしている者(氏名等)
②飲酒運転をしている車両(車種、ナンバー等)
③飲酒運転が行われる場所(所在地、店舗名等)
④飲酒運転が行われる時間帯
⑤情報提供内容 を記入します。
まとめ
飲酒運転の死亡事故率は、飲酒なしの約6.1倍と極めて高く、飲酒運転による交通事故は重大死亡事故に直結するきわめて悪質・危険な犯罪です。
「飲酒運転は犯罪」、「すべてを奪う飲酒運転」、「失った命、笑顔は戻らない」、「悔やむ前にもう一度考えて」ということを、飲む人は十分に考えなければいけませんが、飲まない人も十分に考えなければなりません。
飲む人を見ている周りの人がいかにサポートして、飲酒運転をなくしていくかということも同じくらい重要です。
「少しだけなら、ばれないか」、「いや、飲酒運転は絶対にしない」、「大切な家族の笑顔を守るために」
飲酒運転を絶対にしないあなたの行動が大切な命と笑顔を守ります。